腱鞘炎のための鍼灸治療

腱鞘炎に対する鍼灸治療は、丁寧な施術が大切です。
鍼を刺して寝かせておくだけの治療ではなく、丁寧なつきっきり施術で腱鞘炎の治療に取り組んでいます。
駅そばの商店街1階で、何人もの鍼灸師がいる予約制の鍼灸院です。

腱鞘炎の痛みは、日常生活や仕事、家事にも大きな支障が生じて、本当につらいものです。

手術を勧められることもありますが、術後に後遺症を残す可能性もあり、手術は最後の手段です。

当院では、しびれなど手術後の症状にお悩みの場合も、鍼灸治療での改善を試みますのでご相談ください。

腱鞘炎とは

腱鞘炎は、腱鞘に炎症が起こった状態で、腫れや痛みが見られます。
動かせる範囲が狭くなる運動制限が生じることもあります。
指や手首など特定の関節を繰り返し使うことが原因で、前腕や手の腱鞘炎が多いです。
パソコンを使うことやものを書くこと、細かい手の作業が多い職業の人がなりやすくなります。
(例:システムエンジニア・ピアニスト・美容師・保育士など)

腱鞘とは、腱の摩擦を軽減したり、圧を低減するための構造で、滑液鞘(滑膜性腱鞘)と線維鞘(線維性腱鞘)からなります。
滑液鞘は滑液包が手や足の長い腱の周囲を取り囲んだもので、線維鞘は更にその滑液鞘の周囲を取り囲んでいます。

腱鞘炎の中でも代表的な「ドケルバン病」と「ばね指」について、詳しく説明したいと思います。

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

手根部の背側には線維鞘として伸筋支帯があります。
伸筋支帯は背側腱区画を形成し、それぞれの区画内を固有の伸筋腱が通過します。

ドケルバン病は、母指の使い過ぎなどによる摩擦のために炎症が進み、短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が通過する第一腱区画が肥厚したり、腱が肥大することによって生じる腱鞘炎です。

診断方法 疼痛誘発テスト

アイヒホッフテスト

母指を中に入れて手を握った状態で手関節を小指側に曲げると疼痛が生じます。

フィンケルシュタインテスト

患者の母指を検者が持ち、母指と手関節を小指側に曲げるよう引っ張ると疼痛が生じます。

原因

手(主に母指)の使い過ぎで発生し、妊娠や出産期、更年期の女性においては特に誘因なく発症することが多いと言われています。
女性ホルモン(エストロゲン)には、炎症を抑え、腱鞘内の腱の動きを滑らかにする作用があるため、女性ホルモンの減少によって腱鞘炎が起こりやすくなります。

医師による治療例

安静

繰り返し動作が原因のため、まず原因となる動作を極力しないようにすることが第一です。外用鎮痛消炎薬(湿布など)を貼り、サポーターやテーピングなどで動かさないように固定することも勧められています。
また、痛みがある部位をかばうことによって周りの筋肉まで痛めてしまうことがあるので、マッサージやストレッチをするようにしましょう。

ステロイド注射

症状が強い場合は、腫れている腱鞘にステロイド注射を投与します。
効果が期待できますが、繰り返しの投与は腱がもろくなったり、皮膚が薄くなるなどの合併症が起こることがあるので、注意が必要になります。

手術

改善が見られない場合、腱鞘を開く手術を行うこともあります。
合併症としては近くを通る橈骨神経浅枝などの知覚神経が障害され、術後にしびれが残るなどがあります。
後遺症を残す可能性があるので、手術は最終手段と考えるべきでしょう。

ばね指(肥厚性腱鞘炎)

ばね指とは指の付け根の関節(MP関節)周辺の屈筋腱の腱鞘に生じる腱鞘炎で、母指に最も多く、次いで中指、薬指に好発します。
腱鞘炎によって滑液鞘が肥厚するために、指の屈曲や伸展を行う際に引っかかるようになり、弾かれるように指が伸展したり、症状が進行すると、指が曲がったままロックされて動かなくなります。

小さい子どもに発症することもありますが(小児ばね指)、原因は不明です。
母指の第一関節が曲がったまま伸びなくなりますが、成人のばね指と違い、あまり痛がりません。
半数以上は自然治癒するため経過観察とされることが多く、6~7歳まで改善が見られない場合、手術が検討されます。

原因

繰り返しの機械的刺激による炎症が原因であり、日常的に手指を使う人に発症することが多いです。
また、ドケルバン病同様、女性ホルモンの関与も考えられます。
複数の指で生じている場合、糖尿病や関節リウマチ、透析治療中の患者など、各々の病態が原因となって併発していることも考えられるので注意が必要です。

医師による治療や指導の例としては、ドケルバン病同様、安静にすること、ステロイド注射、手術などが挙げられます。
手術するかどうかは、主治医とよく話し合い、慎重に検討するべきでしょう。

腱鞘炎の鍼灸治療

使い過ぎなど局所的なことが原因で発症したのだとしても、一度悪化してしまった腱鞘炎は、局所治療だけでは改善しづらいことがあります。

人体は全身がつながっていて、痛みを感じるのは脳であることからも、局所治療と全身治療の両方が大切であることがわかります。
痛みは局所的なものであっても、血流や自律神経の働きも関係しているのです。

当院では、全身状態が整うことで局所症状も改善しやすくなると考えています。

千里堂の鍼灸治療は、局所治療と併行して全身治療をおこない、回復しやすいカラダを作っていきます。

さらに、鍼灸だけに頼らずマッサージも駆使して血行やリンパの流れを促進します。

一日も早い快復を願い、あなたの悩みに少しでもお役に立てればと思います。

「この痛みがなかったら、どんなに楽しく生活できるだろう」

千里堂の治療は、鍼を刺して寝かせておくだけのような治療ではありません。
局所のみに鍼をして終わるだけの治療でもありません。

「つきっきりで丁寧な治療」という方針でおこなっておりますので、必ず電話予約の上ご来院ください。

どうぞお気軽にご相談ください。

>腱鞘炎の予防法

このページは、千里堂治療院第114回研修会資料をもとに構成しました。
-参考-
医療情報科学研究所『病気がみえるvol11運動器・整形外科第一版』メディックメディア/日本整形外科学会HP/サン・クロレラ健康BOOKHP/くすりと健康の情報局HP/太陽笑顔fufufuHP

腱鞘炎のための鍼灸治療は

総合はり治療の60,90,120分の各コースで受けられます

千里堂の治療は、鍼を刺して寝かせておくだけのような治療ではありません。
「つきっきりで丁寧な治療」という方針でおこなっておりますので、必ず電話予約の上ご来院ください。


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