天気痛(気象病)のための鍼灸治療

天気痛(気象病)による諸症状に対する鍼灸治療は丁寧な施術が大切です。
鍼を刺して寝かせておくだけの治療ではなく、丁寧なつきっきり治療に取り組んでいます。
駅そばの商店街内1階で、何人もの鍼灸師がいる予約制の鍼灸院です。
鍼灸が初めての方も、安心しておいでください。

天気痛(気象病)は、頭痛などのつらい症状に悩まされますが、その苦しさをなかなか周囲の人たちにわかってもらえないこともあって、ますますつらくなることがあります。

鍼灸治療は、つらい症状の改善だけでなく、あなたの症状にあわせた丁寧な治療で、発症前の予防に役立てることもあります。

天気痛とは

天気の影響を受けて生じたり悪化したりする慢性の痛みをいいます。
日本全国では、1,000万人以上いると言われています。

天気痛チェックリスト

慢性痛があることに加えて

  • なんとなく、雨が降りそうだとわかる。
  • 季節の変わり目は具合が悪い。
  • 寒さが苦手。冷え性だ。
  • 乗り物酔いしやすい。飛行機や新幹線が苦手。高いところが苦手。
  • 耳鳴りしやすい。耳抜きが苦手。
  • 過去に頸を痛めたことがある。事故やスポーツでケガをしたことがある。
  • ストレスが多い。

天気痛の元になる病気や症状

  • 片頭痛、緊張型頭痛
  • 頚椎症
  • 肩こり
  • 変形性関節症
  • 腰痛症
  • 関節リウマチ
  • 線維筋痛症

天気とは

ある地点のある時刻における、大気の総合状態をいいます。
「気温」「気圧」「湿度」「風向」「風速」「雲量」「降水量」などです。

天気痛と関係が深い→「気温」「湿度」「気圧」

慢性痛になるしくみ

急性痛から慢性痛に変わる

◎急性痛→身体にとっての警報。
◎慢性痛→本来必要のない痛み。

急性痛をきちんと取り除かなかった結果、脳が過敏になってしまい、痛みが消えなくなってしまう→慢性痛。

初めから慢性痛として存在(病態痛)

病態痛→病気によって起こる痛み。
【例】片頭痛という病気があり、天気の変化によって痛みが増強する。

両方に共通していること

慢性痛には「急性化」がある=痛みに波がある。

※慢性痛の治療→「急性化」を起こさせないこと。ひどい痛みを未然に防ぐこと。

痛みのメカニズム

  1. 神経による痛み。
  2. 感作(かんさ)による痛み。
    感作(かんさ)→痛みではない刺激に対して、痛みと感じてしまうこと。
  3. 痛みによる認知が変わってしまっている。

※慢性痛は、③が大きく関わっています。

天気痛のメカニズム

天気の変化が、自律神経(交感神経)のストレス反応を引き起こし、痛みの増強が起こることもあります。

ストレス

外からの刺激。
気圧・気温・湿度(物理的ストレス)や、酸素・薬物(化学的ストレス)や、炎症・感染(生物的ストレス)や、緊張・不安(心理的ストレス)など。

ストレス反応

外からの刺激により、内部で生じる反応。

天気と慢性痛の関係

天気(気温・湿度・気圧)の変化によって、ストレスを受けて、交感神経が興奮したとき、慢性痛は増強します。

  1. ストレスによって交感神経が興奮し、血管が収縮して血行が悪くなり、痛みが生じる。
  2. 交感神経が痛みの神経に直接作用して、痛みが生じる。
    →本来、交感神経と痛みの神経は別々のものであるが、神経が損傷されてある程度時間が経つと、交感神経と痛みの神経の間に連絡が生じるようになる。
    ◎神経が損傷→痛みの神経に、本来あるはずのないアドレナリン受容体(ノルアドレナリンを受け取る受容体)が形成→交感神経が興奮→ノルアドレナリンが放出→痛みの神経もノルアドレナリンを受け取り興奮→痛みの増強

天気の変化をどこで感じているのか

温度や湿度→皮膚

皮膚などにある「受容体」で捉えられる→電気信号に変換され末梢神経を伝わる→脳や脊髄などの中枢神経に至る

※「受容体」(温度)
TRP(トリップ)(Transient Receptor Potential)という、特殊なタンパク質。
9種類のTRPのうち、温度に反応するのは3種類で、その中でも、反応する温度がかなり細かく決まっています。

温度と痛み

温度の敏感さにかかわっているのがTRPです。
ある温度に反応するTRPの量や活性が変わることで、温度変化への敏感さが変わり(温度不耐性)、少しの温度変化でも痛みが悪化し、特に低温になった時に悪化します。
※湿度の「受容体」については、わかっていません。

気圧→耳(内耳)

内耳にある「受容体」で捉えられる→前庭神経を通って脳に伝わる
※前庭神経→回転刺激に反応する神経。

気圧と痛み

天気痛や慢性痛がある人は、内耳が敏感な人が多いです。内耳が敏感だと、気圧の変化にも敏感で、頻繁に前庭神経を刺激します。
前庭神経からの刺激は、脳に伝わり、めまいが起きていると感じますが、実際には、目からの反応はなく、その混乱によってストレスが発生し、ストレス反応がでるとも考えられます。

千里堂治療院の鍼灸治療は、全身治療を基本にしながら、つらい症状の改善を目指して組み立てます。

自律神経も調整して、頭痛の改善とともに安らかな睡眠など生活全般の質の改善をはかります。

発症する前の予防治療としても効果が期待できます。

鍼を刺しておいて隣の患者を見に行くようなベルトコンベア治療ではありません。

丁寧なつきっきり治療で、担当鍼灸師が状態を把握しながら治療を進めます。

少しでも症状を軽くして、あなたの大切な生活を改善できるよう全力で取り組ませていただきます。

このページは、千里堂治療院第111回研修会資料をもとに構成しました。
-参考-
佐藤純著『天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法』光文社

天気痛(気象病)のための鍼灸治療は

総合はり治療の60,90,120分の各コースで受けられます

千里堂の治療は、鍼を刺して寝かせておくだけのような治療ではありません。
「つきっきりで丁寧な治療」という方針でおこなっておりますので、必ず電話予約の上ご来院ください。


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