線維筋痛症とは
線維筋痛症とは
体中の激しい痛みが主症状です。
痛みだけではなく、しびれやこわばりなどの症状が体のさまざまな場所にあらわれます。
そのほか、患者によって、不眠や疲労感、下痢や便秘、不安感、憂うつ感など、多くの身体症状や精神症状がみられます。
しかし、血液検査や画像検査などには異常がないため、線維筋痛症という診断がつかなかったり、別の病気と診断されることも少なくありません。
1990年アメリカリウマチ学会による病気の概念と定義、診断基準が提案され、線維筋痛症あるいは線維筋痛症候群が一般的となりましたが、日本では数年前まで、国民だけでなく医療機関でも、線維筋痛症に対する認知度が極めて低かったのです。
欧米では広く認知されている線維筋痛症ですが、日本ではまだまだ詳しく知られていないため、診断や治療などは立ち遅れています。
さまざまな検査を行っても異常が発見できないため、病気として認識されにくく、日本では医師の間でも認知度の低い状況が続いていました。
そのため、患者は、医師をたびたび替える<ドクターショッピング>を行い、検査結果に異常が見つからないのに、しつこく痛みや体のこわばりなどの身体症状や精神症状を訴える<困った患者>として扱われることも少なくありませんでした。
症状
主な症状
・広範囲疼痛
・疲労
・睡眠障害
共通症状
・基礎疾患のない“むくみ感”
・しびれ、異常感覚
・立ちくらみ、めまい
・短期記憶障害
・精神症状
関連症状・疾患
・慢性疲労症候群
・過敏性腸症候群
・筋緊張性頭痛
・片頭痛
・生理不順
・子宮内膜症
・うつ病
・外傷後ストレス症候群
・化学物質過敏症
・こむら返り
・むずむず脚症候群
・顎関節症
・筋 筋膜性疼痛症候群
疫学
男女比 男:女=1:5(欧米1:8~9)
平均年齢 51.5歳(年齢とともに増加し、55~65歳代がピーク)
発症年齢 43.8歳
*小児は全体の4.1%、65歳の高齢者が12%を占めます。
原因
色々な説があり、はっきりとした原因については分かっていませんが、現在では中枢神経(具体的に脊髄と脳)系の機能障害と考えられています。
治療法
・薬物療法
・非薬物療法(運動療法、心理療法、温熱療法など)
このページは、千里堂治療院第63回および84回研修会資料をもとに構成しました。
-参考-
リウマチ情報センターHP/痛みの情報サイト『疼痛.jp』HP/今野孝彦著『線維筋痛症は改善できる』保健同人社/戸田克広著『線維筋痛症がわかる本』主婦の友社/西田皓一著『線維筋痛症は針灸治療で治せる』たにぐち書店
線維筋痛症のための鍼灸治療は
千里堂の治療は、鍼を刺して寝かせておくだけのような治療ではありません。
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子宝鍼灸(不妊専門治療)・痔の専門治療・妊娠中の方のための専門治療は予約電話の番号が異なります。
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