骨粗しょう症の予防方法

骨粗鬆症の予防方法

食事療法

カルシウム(とくに乳製品)やビタミンDを多く摂取しましょう。
カルシウムを多く含む食品を日常の食生活に取り込みましょう。

カルシウムの王者といえば乳製品です。
江沢教授は「牛乳はカルシウムに加え、その吸収を助ける成分を含んでいるため、吸収効率が高い」と指摘します。
カルシウムは他の物質と結合していないイオン化した状態で吸収されますが、 リンと結びつくと、腸内で沈殿することがあります。

乳製品に含まれるある成分は、リンとの結合を防ぐといいます。
江沢教授は「朝など、毎日コップ1~2杯の牛乳を飲むように習慣づける」ことを提案しています。
またカレーやサラダなどの料理を作る際、スキムミルクをちょっと混ぜるのも一案です。味に大きな変化はありませんが、効果は大きいです。

魚では、シシャモなど骨ごと食べられるものがいいでしょう。
小松菜や豆腐、海藻などの食品をできるだけ取り込みましょう。

運動療法

運動を行うと骨塩量の減少を予防することができます。
歩行は骨内部の微細な骨折を引き起こしカルシウムが沈着するのを促します。
筋力トレーニングは骨のたわみを起こして骨密度を増加させます。

また運動は筋肉を発達させたり、転倒予防にも役立ちます。

日光浴

ビタミンDは食品として摂取する他に、日光浴することによって体内で合成することができます。

ホルモン補充療法

更年期以後の女性において、女性ホルモンを投与する治療法を用いることがあります。

骨粗鬆症によい運動

骨粗鬆症予防に効果的な運動骨量を増やすには、骨に力を加えた刺激をあたえればいいのです。

刺激の与え方には2種類あり、1回に大きな刺激をあたえる強い運動(バレーボール・テニス・バトミントン・エアロビクスなど)と、弱くても刺激をあたえる回数を多くする運動(ウォーキング)です。

運動習慣のない人はウォーキングから始めましょう。
いきなりスポーツ(バレーボールやテニスなど)に参加をすることは避けましょう。
今の自分の体力にあった運動から始め、運動による障害を避けましょう。

ストレッチ体操や筋力トレーニングも効果的です。
筋力トレーニングには、自分の体重を利用する自重負荷法やマシントレーニング法があります。

どんな運動も継続することが大切です。

骨は筋肉と同様に運動をすることで丈夫になります。
しかし筋肉のように2~3ヶ月で目に見えてと言う訳にはいきません。
ですが、運動を継続することで確実に骨は丈夫になります。
まず日頃から運動を実施する習慣を身に付けることが大切です。

>骨粗鬆症(骨粗しょう症)のための鍼灸治療

>骨粗しょう症からくる身体への影響

このページは、千里堂治療院第67回研修会資料をもとに構成しました。
-参考-
林泰史著『専門医が解決! 足腰の悩み』ナツメ友社/林泰史著『若々しく丈夫な骨をつくる本』講談社/廣田憲二、廣田孝子著『改訂新版 専門のお医者さんが語るQ&A 骨粗しょう症』保健同人社/骨粗鬆症HP/腰痛専科 腰痛の分類学HP/くすり・健康相談の招福堂HP

骨粗鬆症(骨粗しょう症)のための鍼灸治療は

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千里堂の治療は、鍼を刺して寝かせておくだけのような治療ではありません。
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