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膀胱炎(第97回研修会資料より 2017年)


● 膀胱炎 ●

膀胱炎は男性よりも女性に多い疾患で、放っておくと腎盂腎炎を起こすこともあります。
膀胱炎には急性膀胱炎、慢性膀胱炎、出血性膀胱炎、間質性膀胱炎と、いくつか種類があります。


T.膀胱炎の種類
1.急性膀胱炎
急性膀胱炎とは、尿道から入り込んだ大腸菌などのグラム陰性桿菌が膀胱内で増殖し、膀胱の粘膜と粘膜下組織が炎症を起こす病気です。
体調の良いときには尿と一緒に細菌を外に排出されるので膀胱炎にならないのですが、ストレスや過労による疲れ、体の冷えなどによる抵抗力が落ちる事で細菌が繁殖し膀胱炎になってしまいます。

膀胱炎になると、尿が濁ったり、血尿がでたり、排尿時や排尿最後にヒリヒリとしみるような痛みがあったり、残尿感があり頻繁にトイレに通ったりなどが主な症状です。

膀胱炎の原因菌は尿検査で1週間程度でわかり、治療には抗生物質や抗菌剤を服用し1〜2週間程度で治ります。
2〜3日で薬を服用すると症状が落ち着くことがありますが、処方された分の薬はきちんと服用するのが大切です。

膀胱炎の際、水分をできるだけたくさんとる事、排尿を我慢せず細目にトイレに行くように言われますが、それは膀胱内に病原菌がいなくなるまでのことです。
膀胱内に原因菌がいなくなったら、強くなってしまった尿意をコントロールするために、飲水量を普通にもどし、トイレに行きたいと思っても少し我慢する事で膀胱炎後に過活動膀胱になるのを防ぎます。


2.慢性膀胱炎
慢性膀胱炎は、急性膀胱炎が再発を繰り返し慢性化するものと、別の疾患が原因となって慢性膀胱炎になるものがあり、細菌型と非細菌型に分けられます。

慢性膀胱炎を引き起こす疾患としては膀胱結石、前立腺肥大、尿路結石、膀胱腫瘍、糖尿病、尿道狭窄があります。
これらの疾患から細菌が繁殖し、膀胱粘膜に炎症を起こします。

非細菌型の慢性膀胱炎には原因不明のものも含まれますが、女性が更年期・閉経後にエストロゲンの分泌が低下する事で罹患する事があります。
エストロゲンが低下することで、細菌に対する抵抗力が弱くなることと膀胱内の粘膜が薄く炎症を起こしやすくなることで発症します。
このタイプの膀胱炎は検査をしても細菌は検出されないことがあります。

症状は急性膀胱炎と同じような症状が現れますが、急性膀胱炎と比べて症状は軽度です。
その為、自覚症状がなく病気に気が付かないこともあります。

急性膀胱炎を繰り返すタイプの慢性膀胱炎の治療は、急性の時と同じく抗生物質・抗菌剤を服用しながら膀胱炎になりやすい生活習慣の見直しが必要です。
別の疾患によって慢性膀胱炎を起こしている場合は、原因疾患の治療と膀胱炎の治療を同時に行わなければいけません。
非細菌型の閉経後・更年期の女性の治療にはエストロゲンの補充を行うことで症状が落ち着く場合があります。


3.出血性膀胱炎
出血性膀胱炎は、ウィルス感染やウィルス感染によるアレルギー、抗がん剤の投与、放射線治療による後遺症などが原因となりますが、アデノウィルスによるものが一番多く、子供がかかりやすくなっています。

主な症状は膀胱粘膜からの出血が尿と混じって血尿がでます。
頻尿、残尿感、排尿時の痛みなどもあります。
抗がん剤などの薬剤が原因の場合、重症になると血尿の中の血液が塊になって閉尿を起こしたり、膀胱萎縮を起こしたりします。
出血がひどい場合には貧血を起こす事もあるので、止血を促す薬を膀胱に直接注入したりすることもあります。
アデノウィルスが原因の出血性膀胱炎には、今のところ治療薬がないため、自然治癒を待ちます。

最近では抗がん剤による出血性膀胱炎は減ってきています。
なぜなら、抗がん剤使用の際に出血性膀胱炎になるのを防ぐために薬剤(メスナ)を併用し事前に防ぐようにしているからです。


4.間質性膀胱炎(※間質性膀胱炎;ハンナ型;指定難病226)
女性に多い疾患で、膀胱の上皮と筋肉の間に起こる間質性の炎症です。
原因には、アレルギー(尿中の成分に対する免疫反応)、尿成分の異常、膀胱粘膜の異常などの説がありますが、急性膀胱炎などと違い細菌が無関係の原因不明の疾患です。

症状は急性膀胱炎などの症状と似ていますが、頻尿と痛みの程度が強く、昼夜を問わず尿意があります。
膀胱に尿がたまってくると痛みが強くなり、下腹部から尿道、会陰、肛門などに放散痛があります。
ただ、排尿すれば痛みがなくなります。
症状が重症化すると膀胱の線維化が起こり、膀胱の伸展が悪くなり膀胱が委縮してしまうこともあります。

間質性膀胱炎の診断は難しく、まずは症状から予測し間質性膀胱炎以外の泌尿器の病気がないかを確認します。
膀胱がんでも間質性膀胱炎と同じような症状がでるので、尿細胞診も行います。
最終的には膀胱に内視鏡をいれて検査します。

間質性膀胱炎にかかると、膀胱の粘膜が地割れのような潰瘍(ハンナー潰瘍)になったり、広範囲の点状出血がみられます。
治療は原因不明の難治の疾患の為、専門外来のある大学病院での治療を勧められるようです。
病院での治療も完全な治癒ではなく、症状の緩和や消失を目標に治療をしていきます。



U.膀胱炎の原因
1.妊娠中
妊娠中はエストロゲン増加によっておりものが多くなり、細菌が繁殖しやすい状態になる事に加えて母体の免疫力が低下していることもあり、膀胱炎にかかりやすくなってしまいます。
また、妊娠中期からは子宮が膀胱を圧迫し尿意をずっと感じる状態となり、膀胱の収縮コントロールが難しくなり、残尿から膀胱内の細菌が繁殖する事があります。


2.冷え性
冷え性は血流が悪くなり、様々な器官や臓器の機能が低下します。
特に下半身が冷えることで、排尿に関わる筋肉・機能に影響がでて膀胱炎になる事があります。
また、膀胱粘膜の温度が下がり、細菌が繁殖しやすい温度となり膀胱炎になりやすくなります。



V.日常生活で気を付けること
@症状を悪化させる食べ物を避ける。
 (香辛料、アルコール、コーヒー等のカフェインが多い飲み物等)
 ※個人差があるので、飲食後症状が悪化したものを避ける。また、免疫を上げる
  ために栄養のある食事をとる。
A過労を避け、ストレスを減らす工夫をする。
B下腹、下肢を温める。
C症状が治まっている時は、骨盤底筋体操や水泳、サイクリング等で膀胱支持筋を
 鍛える。
D睡眠を十分にとる。

 
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このページは、千里堂治療院第97回研修会資料をもとに構成しました。 資料作成には以下の文献を参考にさせていただいています。 ありがとうございました。

−参考文献−
*代田文誌著、澤田健校訂『鍼灸治療基礎学』医道の日本社
*長野潔著『鍼灸臨床わが三十年の軌跡』医道の日本社
*深見悦司著『35歳からの女性に気になる症状事典』成美堂出版
*関口由紀著『女性泌尿器科専門医が教える 自分で治す!』主婦の友社

−ホームページ−
*ヘルスケア大学
*日本間質性膀胱炎研究会
*更年期障害の症状と治療とケア〜更年期をもっと素敵に
*膀胱炎の症状と治療ガイド
*東京医科歯科大学院
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