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男性不妊(第97回研修会資料より 2016年)


■不妊症とは■
不妊症は避妊などしていないのに、2年以上妊娠しない場合を言います。
健康な夫婦が普通に性生活を行っている場合、1年以内に約80%、2年以内に約90%が妊娠しているとの結果が出ています。

しかし、不妊症の疑いのない夫婦でも、妊娠する確率は約20%程度です。
赤ちゃんを授かるということは、健全な夫婦でも簡単なことではないということが分かります。
不妊の原因
WHO(世界保健機構)の不妊症原因調査では、男性不妊48%、女性不妊65%と言われています。
不妊症は、女性側の病気が原因だと考えられていましたが、男性不妊という可能性も近年解明されていて、不妊の原因は男女半々くらいの割合であります。


■男性不妊の症状■
男性不妊の症状は、造精機能障害・精路通過障害・性機能障害の3つに大きく分けられます。

A.造精機能障害
造精機能障害は、「精子を作る」機能に障害がある状態で、男性不妊の原因の83%と大部分を占める。

1.無精子症
精液中に1つも精子がない状態で、最も重い症状。
主な原因として、閉塞性無精子症(造精機能に問題なし)と、非閉塞性無精子症(造精機能に問題あり)に分けられる。

2.欠精子症
精子濃度が2000万/ml以下。
ただし、数だけでなく運動率・奇形率にも異常を伴うことがある。
精索静脈瘤・停留精巣・内分泌障害の疑いがあるが、ほとんどは原因不明。

3.精子無力症
運動率50%以下。
精索静脈瘤・停留精巣・内分泌障害の疑いがあるが、ほとんどは原因不明。

4.精子奇形症
奇形率が高い。正常な精子が15%以下。

※精索静脈瘤とは
精巣(睾丸)が、ぶら下がっている静脈(精索静脈)の血液が逆流して鬱積してこぶ状に腫れる状態を言います。
造精機能障害は半分以上が原因不明ですが、原因が分かっているものの中で最も頻度が高いのが精索静脈瘤です。


B.精路通行障害
精子は正常に作られているが、通り道の精路のどこかに問題がある症状。
閉塞性無精子症・精巣上体炎などがある。

1.閉塞性無精子症
精路が狭い・塞がっているなどで、造精された精子が通過できず無精子症となる状態。
原因としては先天性障害・外傷・性病(クラミジア)など。軽度の場合は外科的手術を行う。
稀に鼠径ヘルニアの術後後遺症でも起こりうる。

2.精巣上体炎
結核・クラミジアを原因に炎症が起き、その部分が塞がってしまう。
抗生物質による治療で回復しても、後遺症で塞がったままのケースもある。その場合は顕微授精を行う。

3.逆行性射精
精液が外でなく膀胱に流れてしまう。原因不明。先天性のケースが多い。
根本的治療法はないため、膀胱内の精子を取り出して人工・体外・顕微授精を行う。


C.性機能障害
EDが7割を占める。糖尿病・高血圧・動脈硬化といった身体的ストレスによる心因性のものがある。
場合によっては顕微授精を行う。

【男性不妊の原因の割合】
・造精機能障害・・・83%(原因不明56.1%、精巣静脈瘤25.9%、その他8%)
・精路通過障害・・・13.7%
・性機能障害・・・・3.3%


■精液検査とは■
精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無などを調べます。
精液は2〜7日の禁欲期間(射精しない期間)の後に、用手法(マスターベーション)で全量を採取します。
病院で取るのが望ましいのですが、20℃〜30℃程度に保持することができ、2時間以内に検査すれば、自宅で採取した場合でもほぼ病院で採取した場合と同様の結果が得られることが多いとされています。

男性の精液性状は日に日に変動するため、悪い結果が出ても、再検査をして問題ないとされることもあります。

【精液検査の基準値】
精液検査の基準値


■男性不妊の原因となる生活習慣■
1.喫煙
「百害あって一利なし」と言われるタバコは、男性不妊の原因にもなります。
実際に喫煙者は非喫煙者に比べて精子量が10〜17%減少、精子の運動量減少などという結果も出ています。

2.飲酒
アルコールを分解する酵素というものがあり、それは精巣内にあります。
過度なアルコール摂取により、アルコールを分解する際にできるアセトアルデヒドという毒性の高い物質が精巣内で増えてしまい、精子を作る力を減退させてしまいます。

3.野菜不足(ビタミン不足)
精子は活性酸素の攻撃を受けやすいため、活性酸素に対抗するビタミンが不足することも不妊の原因となります。
活性酸素を消去する働きのある抗酸化ビタミンを緑黄色野菜や果物から積極的にとるようにしましょう。
ビタミンEは脂質を主成分とする細胞膜内にとどまって酸化を防いでくれて、ビタミンCは細胞内で活性酸素を消す働きをします。

4.コレステロール不足
生活習慣病の原因になるなど悪いイメージのあるコレステロールですが、不妊を避けるためにはある程度のコレステロールが必要とされています。
コレステロールは女性ホルモンや男性ホルモンの原料であるため、コレステロールが少ないと月経、排卵が不規則になり、男性にいたっては精子が未熟になってしまいます。
不妊症の人には、痩せている、肉をあまり食べないなど低コレステロールの傾向もみられます。
コレステロールは高くても低くても妊活に関しては影響を与えます。

5.疲労・ストレス
現代人とは切っても切り離せない疲労やストレスも男性不妊の原因とされています。
疲労やストレスが、男性ホルモンのテストステロンの分泌量を低下させ、性欲の減退や精子数減少、精子の運動量低下などを引き起こしてしまいます。

6.肥満
肥満の程度を示す数値であるBMI。そのBMIが高いほど正常な精子数や精子の量が少なかったという実験の結果があります。
原因に、精巣の周囲の過剰な脂肪による加熱や、肥満によるホルモン値の変化などが挙げられています。
とはいえ、逆に過度のダイエットも男性不妊の原因にもなります。
食べることもダイエットも、適度を心がけることが大切です。

 
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このページは、千里堂治療院第97回研修会資料をもとに構成しました。 資料作成には以下の文献を参考にさせていただいています。 ありがとうございました。

−参考文献−
*石川博通・小塙清・丸茂健著『男性不妊を治す』新星出版社

−ホームページ−
*一般社団法人 日本生殖医学会
*WELQ ココロと体の教科書
*医療法人 浅田レディースクリニック
*メンズヘルスクリニック
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